2017年10月18日

家で何をフォローすれば良いの? 2

続きです。

そうはいっても、そもそも練習全くしないんですけど…という声もあるかもしれません。
練習はしないけれど、レッスンは楽しいとか言って行く…、これって意味があるんだろうか…

この状態に関しては、「当面は問題ありません」というお答えをしておきます。
この状態の理由は様々だからです。

まず、不安感があったりします。これは子供の場合、結構多いなと思います。大人にとっては「そこ?!」と思うようなことで悩んでいたり不安を感じていたりすることはよくあります。
悩みはピアノに限らず、色々です。新しい何かをすること自体が不安な時もあります。

練習自体の意味、練習をして上手になった!という成功体験が少ない場合もあります。成功体験はあるけど、その子にとっては負担が大きかったことで「大変だなあ…」という気持ちになっていることもあります。

生徒さん本人には、練習の大切さはしょっちゅう伝えていますが、やらなかったことで「怒る」ことはしません。意外とピアノに来ることで悩みが少し軽くなっていることもありますし、その場で音楽に触れるだけでも少しずつは進歩するからです。講師に心を開いてくれている間は「大丈夫」かなと思います。

もちろん、課題を細かく分解して提示したり、お悩み相談を聞いたり色々しますが、それだけで良いのでしょうか。そのまま漫然と(のように見える)レッスンに通ってもらって、通わせて、それで良いのでしょうか。

こんな時こそ、保護者の方に長期的な見通しを持って頂き、それを講師と共有したいと思います。

今やっていることは、将来どんなことができるようになるための事なのか。
何が重要か。そこを共有できていると、今取り組めなくても後でも大丈夫なことがわかります。
反対に、少しずつでも今やっておいた方がよいこともわかります。

ぜひ講師を捕まえて、たくさん質問してください♪

それから、「その子がやりたがること=得意、向いていること」です。
「やらない」ことばかりに目が行って、「できていること」「良いところ」を見てあげているでしょうか。

いつもレッスンの曲を弾かずに、自由にピアノをバンバン叩く、他の曲を弾きまくっている…、耳がよく即興的に弾くことへ繋げられる可能性があります。

リズムはやるけど、弾かない…まだ指の機能が育っていないかもしれません。でも、リズム感が良い。それなら、先にリズムをマスターし、次いでに拍に沿って音楽を作っていく「拍感」を育てておけば、曲を弾いたときにテンポがぐちゃぐちゃということは少なくなりそうです。

いつも同じ曲ばかり弾く…譜読みや新しい曲を弾く時の指の順応性につまづきがあるのかもしれません。でも、それなら、まず今弾ける曲で表現を磨くことができます。

などなど。何とでもなると思います。

ですので、長い目で見てビジョンを講師と共有する、その子の得意なところから伸ばして心身が発達するのを待つ、得意なことは深く追求する、ということがこの場合の答えになるかと思います。
posted by yuki-sanui at 12:57| 導入期レッスン

家で何をフォローすれば良いの?

こんにちは!

導入期のピアノで難しいこと、それは家庭でどのようにフォローするかということだと思います。
このテーマは何回か書いていると思いますが、また書きます♪

とにかく相手は幼児のことが多く、ピアノだけではなく生活全般で色々と手がかかることも多いですね。
練習いや!だったり、飽きたり、集中しなかったり、覚えなかったり、変わっているようにも見えなかったり、レッスンと関係ないものばかり弾いたり……

結果、次回のレッスンまでに上達が見られない(ような気がする)。親御さんとしてもあせるし、先生に悪いなどと思って頂いてしまったり。

私見ですが、練習の質&量に関しては、栄養と同じで1週間の中でバランスをとる、と考えて頂くと良いかもしれません。たまたま今できなくても、今日はできなくても、それは仕方ない、また次!です。

私のレッスンは、「弾く」だけでない課題も色々出るかと思います。
それらを箇条書きにしておいて、今日はこれができたね!と「結果」を子供がわかりやすい形で見せてあげることも有効かもしれません。
シールでも、塗り絵でもなんでも良いので、努力の結果を見える化して子供に印象付けることは大切かと思います。

posted by yuki-sanui at 12:33| 導入期レッスン

大人のピアノ、楽しく上達するために♪ 2

もう一つ、大人からのピアノで大切なこと、それは指使いの考え方です。

この指使いは、なかなか大変ですよね。
音を読んでその鍵盤を押すこと、そしてその連続。それだけでも神経を使うのに、そこで使うべき指が決まってしまっているとは…

これも、片仮名で音符に振り仮名をつけることと同じで、最初はそんなに気にしないでピアノの音を出すことを楽しむことを優先して良いと思います。

そのうち少し慣れてきたら、指番号に少しずつ注目できると良いかなと思います。
指番号は、長い年月の中でおおよそのセオリーが決まってきたもので、やはり合理的にできています。
一方でそれぞれの手の形は違うので、合わない場所も出てきます。
そういう時は講師と話しあって、ご自分に合うパターンを考えると良いかなと思います。

私の手は、とても小さいです。背も小さいので仕方がないのですが、小学校高学年の生徒さんにどんどん抜かれる手の小ささです…。開きは良い方なのでそこでカバーしますが、もうちょっと大きかったらと思います。が、仕方ないですよね。自分の条件を良く研究して、やりやすくて美しく聞こえるよう試行錯誤しています。

そんな私は小学生の頃など特ミニサイズの手だったと思います。でも、書いてある指使いの通りにしてみると、やはりやりやすいのですね。感心した(ずいぶん上から目線ですが…)その気持ちは覚えています。

何が言いたいのかというと、そのような特チビサイズの手の小学生でも、書いてある指使いは有効だったということです。ですので、書いてある指使いは徐々に気にしていくと、よりスムーズに弾けて楽しくなると思います。






posted by yuki-sanui at 12:20| 大人のレッスン

大人のピアノ、楽しく上達するために♪

こんにちは。
秋もだいぶ深まり、ピアノに触れたり音楽を聴いたりしたくなる季節ですね。

今回は、「大人から始めるピアノ」についてお話したいと思います。
中でも、「初めてピアノを習う」という方向けです。

始めるようと決めたその時は、期待と希望もあり、そして少し不安もあるかもしれません。
そんな時に少しでも参考になればと思います。

まずおすすめするのは、どういうことを習得すれば弾けるようになるか、常に念頭に置かれることです。
私としては、大人の方がピアノを始める際におすすめする教材は基本的に決まっております。
ただ、レッスンの際には「その教材をお教えする」ということではなく、教材は糸口として考え、弾けるようになるために大切なこと自体をお伝えしようと思ってレッスンしております。

その際、「このようにやってみたけどこの方法で良いのか」「この部分がうまくいかない」等々、主体的に問題意識を持ってレッスンにいらして下さると、上達が早いなあ…と感じます。

次に、これはよく聞かれることなのですが、「音符の名前を書いてはいけませんよね?」ということです。
…お子さんがピアノを習っていた頃耳になさっていたりするかもしれません。

答えとしては、「オッケー、大有り」です。
ピアノを習う際に片仮名で音符名を書くのはナシ、ということの意味は、「音符を読んで弾かなくなると困るから」と言われたことがある人は多いと思います。
けれど、究極は音楽を奏でられれば良いのであり、片仮名はおおいにアリです。
ダメだと思うと余計なストレスになります。さっさと振り仮名をつけて多くの曲に触れ、早く慣れてしまうことが大切かなと思います。
並行して、音符の読み方を会得していけば良いことです♪
譜読みは理屈の部分も多いので、大人の方が理解しやすいと感じます。

余談ですが、私は子供でも振り仮名はある程度認めています。
それはケースバイケースで、伴奏やコンクールの課題曲があって、「弾く」ことの期限が迫っていたりする場合はもちろん使います。
譜読みへのアプローチはある程度確立しているので、多少振り仮名を使っても、譜読み力養成の邪魔にはなりません。大人と同じで、「これをやってはダメ」と思う方が邪魔になります。

続く



posted by yuki-sanui at 12:08| 大人のレッスン