2019年06月19日

発表会終了いたしました! 3 低学年アンサンブル

2019年発表会ご報告、またまた続きです。

低学年は、「12調のエアロビパレード」を演奏しました。
楽譜は金川聡美先生の作品で、つい先ごろ、今年の2月に完成し、バスティンフォーラムで龍ヶ崎バスティン研究会が披露&販売したものです。
12調を1人で弾いても良いですし、何人かで分担してリレー連弾としても使えます。

少しご説明になります。
私はメイン教材として、「バスティン」を扱っています。
数あるピアノの導入期メソッドの中で、バスティンは「全調メソッド」という種類に分類されます。

「調」とは「音階」のことです。
西洋音楽では、音階が24種類あります(サウンドの種類として24種という意味です)。
聴いた感じでは、「明るい(長調)」と「暗い(短調)」の2種類で、それぞれ色違いの洋服のように、12ずつあるのです。譜面で見ると、「調号」という曲冒頭にある♯や♭によってそれぞれの調が表現されます。
この調号の♯♭の数が多くなると苦手意識を持たれる方も多いですが、ピアノを始めた初期から様々な調に触れてどんどん経験していくことで、どの調にも苦手意識を持たずに、より豊かな音楽経験を目指すメソッドを「全調メソッド」といいます。

今回演奏した「12調のエアロビパレード」は1曲の中に全調が入っているばかりか、指の動きを良くするために最適な曲「ひげじいさん」「ぶんぶんぶん」「いとまきのうた」を使用していますので、藤原亜津子先生の提唱される「良く動く指」を作るための「指のエアロビ」にもなります。
子どもたちが良く知っている曲でできていて親しみがありますし、1つずつの調ごとにアレンジが変わるので、飽きません。

参加人数が多かったので事前練習のご都合を合わせるのが大変でしたが、皆さん気持ちよくご協力頂きました。それでも当日初めて全員集まって練習できたのですが、小さな可愛い生徒さんたちは、本当にしっかりしていて、予想以上に上手に演奏してくれました。お客様の温かい拍手も、音楽の一部のようでした。
この曲も原曲にはなかったのですが、フィナーレに小楽器を入れてアンサンブル感をより味わえるようにしました。

当日は大成功でしたが、ビフォーもアフターも生徒さんたちにとって良い影響がありました。
まず事前練習に参加し、色々な調を見たり聴いたりしました。そのことで、耳からも子どもたちに全調が浸透していったようです。
また事前練習で仲良しになったり、他の子の名前を覚えることで、単に「D♭だよ」というより「〇〇ちゃんの弾いていたD♭だよ」ということで、具体的なイメージがわいたようです。小さな可愛いライバル意識なども芽生えて、結果的に参加したすべての生徒さんが、全調にチャレンジしつつあります。
自分が弾いていない調でも、お友達パワーによって「挑戦してみようかな?」という気持ちが芽生えたようです。まず手が全調に慣れていれば、譜面で見た時に納得しやすくなります。

私は、レッスン内容を考える時に常に「分けて考える」「予告をする」を心がけています。
いきなり説明から実践までフルで与えるのでなく、事前に少しずつ「予告」しエッセンスを体験してもらいます。また、課題はその子に合わせて「分けて」与えます。うさぎさんタイプの生徒さんならよりスムーズに吸収できますし、かめさんタイプの生徒さんも負担にならず習得していけます。

この曲は、私のレッスンスタイルにぴったりとはまりました。発表会後も活用していきたいと思います。

そして、大人の生徒さんと高学年生徒さんたちが、低学年アンサンブルのサポートをばっちりしてくれました。私はずっと10分間伴奏し続けるので生徒さんたちのお世話はできません。
出のタイミングサポートや楽器の管理、回収などとても助かりました。
小さい生徒さんたちも、大きい生徒さんたちに親しみを持ち、ソロ演奏なども良く聴いていたようです。

そして最後になりましたが、今回もご家庭のご協力が本当にありがたかったです。
みんなで作った発表会になったように思います。

次回はまた中ホールに戻りますが、また大ホール経験も重ねていきたいと思っています。

posted by yuki-sanui at 10:18| イベント