もう一つ、大人からのピアノで大切なこと、それは指使いの考え方です。
この指使いは、なかなか大変ですよね。
音を読んでその鍵盤を押すこと、そしてその連続。それだけでも神経を使うのに、そこで使うべき指が決まってしまっているとは…
これも、片仮名で音符に振り仮名をつけることと同じで、最初はそんなに気にしないでピアノの音を出すことを楽しむことを優先して良いと思います。
そのうち少し慣れてきたら、指番号に少しずつ注目できると良いかなと思います。
指番号は、長い年月の中でおおよそのセオリーが決まってきたもので、やはり合理的にできています。
一方でそれぞれの手の形は違うので、合わない場所も出てきます。
そういう時は講師と話しあって、ご自分に合うパターンを考えると良いかなと思います。
私の手は、とても小さいです。背も小さいので仕方がないのですが、小学校高学年の生徒さんにどんどん抜かれる手の小ささです…。開きは良い方なのでそこでカバーしますが、もうちょっと大きかったらと思います。が、仕方ないですよね。自分の条件を良く研究して、やりやすくて美しく聞こえるよう試行錯誤しています。
そんな私は小学生の頃など特ミニサイズの手だったと思います。でも、書いてある指使いの通りにしてみると、やはりやりやすいのですね。感心した(ずいぶん上から目線ですが…)その気持ちは覚えています。
何が言いたいのかというと、そのような特チビサイズの手の小学生でも、書いてある指使いは有効だったということです。ですので、書いてある指使いは徐々に気にしていくと、よりスムーズに弾けて楽しくなると思います。
2017年10月18日
大人のピアノ、楽しく上達するために♪ 2
posted by yuki-sanui at 12:20| 大人のレッスン
大人のピアノ、楽しく上達するために♪
こんにちは。
秋もだいぶ深まり、ピアノに触れたり音楽を聴いたりしたくなる季節ですね。
今回は、「大人から始めるピアノ」についてお話したいと思います。
中でも、「初めてピアノを習う」という方向けです。
始めるようと決めたその時は、期待と希望もあり、そして少し不安もあるかもしれません。
そんな時に少しでも参考になればと思います。
まずおすすめするのは、どういうことを習得すれば弾けるようになるか、常に念頭に置かれることです。
私としては、大人の方がピアノを始める際におすすめする教材は基本的に決まっております。
ただ、レッスンの際には「その教材をお教えする」ということではなく、教材は糸口として考え、弾けるようになるために大切なこと自体をお伝えしようと思ってレッスンしております。
その際、「このようにやってみたけどこの方法で良いのか」「この部分がうまくいかない」等々、主体的に問題意識を持ってレッスンにいらして下さると、上達が早いなあ…と感じます。
次に、これはよく聞かれることなのですが、「音符の名前を書いてはいけませんよね?」ということです。
…お子さんがピアノを習っていた頃耳になさっていたりするかもしれません。
答えとしては、「オッケー、大有り」です。
ピアノを習う際に片仮名で音符名を書くのはナシ、ということの意味は、「音符を読んで弾かなくなると困るから」と言われたことがある人は多いと思います。
けれど、究極は音楽を奏でられれば良いのであり、片仮名はおおいにアリです。
ダメだと思うと余計なストレスになります。さっさと振り仮名をつけて多くの曲に触れ、早く慣れてしまうことが大切かなと思います。
並行して、音符の読み方を会得していけば良いことです♪
譜読みは理屈の部分も多いので、大人の方が理解しやすいと感じます。
余談ですが、私は子供でも振り仮名はある程度認めています。
それはケースバイケースで、伴奏やコンクールの課題曲があって、「弾く」ことの期限が迫っていたりする場合はもちろん使います。
譜読みへのアプローチはある程度確立しているので、多少振り仮名を使っても、譜読み力養成の邪魔にはなりません。大人と同じで、「これをやってはダメ」と思う方が邪魔になります。
続く
秋もだいぶ深まり、ピアノに触れたり音楽を聴いたりしたくなる季節ですね。
今回は、「大人から始めるピアノ」についてお話したいと思います。
中でも、「初めてピアノを習う」という方向けです。
始めるようと決めたその時は、期待と希望もあり、そして少し不安もあるかもしれません。
そんな時に少しでも参考になればと思います。
まずおすすめするのは、どういうことを習得すれば弾けるようになるか、常に念頭に置かれることです。
私としては、大人の方がピアノを始める際におすすめする教材は基本的に決まっております。
ただ、レッスンの際には「その教材をお教えする」ということではなく、教材は糸口として考え、弾けるようになるために大切なこと自体をお伝えしようと思ってレッスンしております。
その際、「このようにやってみたけどこの方法で良いのか」「この部分がうまくいかない」等々、主体的に問題意識を持ってレッスンにいらして下さると、上達が早いなあ…と感じます。
次に、これはよく聞かれることなのですが、「音符の名前を書いてはいけませんよね?」ということです。
…お子さんがピアノを習っていた頃耳になさっていたりするかもしれません。
答えとしては、「オッケー、大有り」です。
ピアノを習う際に片仮名で音符名を書くのはナシ、ということの意味は、「音符を読んで弾かなくなると困るから」と言われたことがある人は多いと思います。
けれど、究極は音楽を奏でられれば良いのであり、片仮名はおおいにアリです。
ダメだと思うと余計なストレスになります。さっさと振り仮名をつけて多くの曲に触れ、早く慣れてしまうことが大切かなと思います。
並行して、音符の読み方を会得していけば良いことです♪
譜読みは理屈の部分も多いので、大人の方が理解しやすいと感じます。
余談ですが、私は子供でも振り仮名はある程度認めています。
それはケースバイケースで、伴奏やコンクールの課題曲があって、「弾く」ことの期限が迫っていたりする場合はもちろん使います。
譜読みへのアプローチはある程度確立しているので、多少振り仮名を使っても、譜読み力養成の邪魔にはなりません。大人と同じで、「これをやってはダメ」と思う方が邪魔になります。
続く
posted by yuki-sanui at 12:08| 大人のレッスン
2016年01月24日
発表会、やります♪
こんにちは!
次の5月で、おかげさまで、教室は3周年を迎えます。
だからというわけではないのですが、今年は大人の発表会を企画しました。
とはいっても、ゆったりしたサロン風の場所で、お茶やお話なども含めて、気軽に弾き合うイメージです。
人前で弾くことは、上達に直結しますが、子供より大人の方の方が緊張感なども強くなることも確かです。
自分自身も、小さい頃ほとんど何とも思っていなかったことが、思春期以降はなんと難しくなっていったことかよく覚えています。
今はそれなりに折り合いをつけていますが、だからと言って本番のプレッシャー自体が消えるということではありません。あくまでも、予測を立てて、プレッシャーまで織り込み済みで臨むという程度です。
ただ、他の人の演奏を聴くのはとてもいいものです。
また大人の生徒さんは、ご自身の強い意思でピアノを始められた方ばかりですので、技術の良し悪しでなく、聴く者を感動させる何かがあることも、事実です。
今勤務中の楽器店での、大人の発表会も、毎回爽やかな感動を頂いて帰宅しています。
どうぞ皆様、楽しまれますように。
次の5月で、おかげさまで、教室は3周年を迎えます。
だからというわけではないのですが、今年は大人の発表会を企画しました。
とはいっても、ゆったりしたサロン風の場所で、お茶やお話なども含めて、気軽に弾き合うイメージです。
人前で弾くことは、上達に直結しますが、子供より大人の方の方が緊張感なども強くなることも確かです。
自分自身も、小さい頃ほとんど何とも思っていなかったことが、思春期以降はなんと難しくなっていったことかよく覚えています。
今はそれなりに折り合いをつけていますが、だからと言って本番のプレッシャー自体が消えるということではありません。あくまでも、予測を立てて、プレッシャーまで織り込み済みで臨むという程度です。
ただ、他の人の演奏を聴くのはとてもいいものです。
また大人の生徒さんは、ご自身の強い意思でピアノを始められた方ばかりですので、技術の良し悪しでなく、聴く者を感動させる何かがあることも、事実です。
今勤務中の楽器店での、大人の発表会も、毎回爽やかな感動を頂いて帰宅しています。
どうぞ皆様、楽しまれますように。
posted by yuki-sanui at 11:42| 大人のレッスン