2015年02月17日

練習積み上げのための仕組みをつくりました

本日も、引き続き練習についての内容です。

先日講座を開催しましたように、私はピアノのレッスンには常につきまとう「練習」について、ずっと考えてきました。ピアノという習い事は、定期的にレッスンに参加すれば上達するわけではなく、家庭で積み上げる時間がとても重要です。実際、単純に時間にしてみれば、家庭での練習がほとんどといえるでしょう。

そんなに大切な練習なのに、一方で保護者の皆様の悩みの大きなひとつが、「なかなか自主的に練習しない」というものです。
それに対して、これまでも色々と対応はしてきました。例えば、「オリジナルのシートを使ってやり方をわかりやすく伝える」、「言葉がけを考える」、「その生徒に合った対応をする」、「レッスンでは予習、家では復習を基本にする」などです。

このあたりについてもまたお話したいと思います。

本日は、もうひとつ。
上記のように「方法を工夫すること」と共に大切なのは、「精神面のケア」だと思っています。
要は、どのように「やる気スイッチ」を押すのか、というところです。

子供たちは競争がある程度好きです。また、友達との関係で育つ部分も多くあります。
成長はひとりでできるものばかりではないですよね。
このような心理を集団の授業でうまく使っている場面はこれまでも見てきました。

ですが、私が展開しているのは個人レッスンです。
なかなか集団での育ちや競争というものに絡んでこない面もあります。

そのような中で今回始めたのが、「みんなでふやそう!あつめよう!グレードちょうせんシート」。
子供の競争心と友達意識を絶妙にくすぐるシステムになっていれば成功です。

おそらく、こういうものは、他の教室でもやっている所があると思います。
よく小学校などでやっている「がんばり表」「達成表」と考え方としては似ているものです。
ただ、教室と個人で同じシートを共有し、他のお友達の様子などもすぐわかるように作ってあります。

私が「このように育ってほしい」と思っているカリキュラムをもとに、グレードを設定し、それぞれのグレードに属する曲を生徒たちが完成していきます。

なんとか形にできて、本日より運用です。
今日はみんなとても楽しんでくれていました。

これからもメンテナンスして、よりよく動かしていきたいです。
posted by yuki-sanui at 21:15| 子供のレッスン