2018年11月30日

音符の進む方向

こんにちは!
日々寒くなってきましたね。
教室では、来月のクリスマス会の準備に熱が入っております。

ですが、本日はクリスマス会のお話ではありません。
1年ほど前に連載していた譜読み特集の追加のお話になります。

指番号、リズム、鍵盤の把握、そして音符の絶対値をそれぞれ分けて身に着けていくことをお話しました。
ここに、ひとつ大切な視点をお話していなかったので、追加します。

それは、「となりどうしの音符の距離」「音符が進んでいく向き」についてです。
楽譜は左から右へ進みますが、今弾いている音符と次の音符はどのような関係にあるのでしょう。
ここに着目するのが、「音程読譜」という視点です。

フラッシュカードで楽譜上の音符の絶対値を理解するのに対して、となりの音との距離を考える「相対的な読譜」と言えます。
楽譜を見るとたくさんの音符が並んでいて、難しそうに見える方もいらっしゃるでしょう。
ですが、7〜8割の音符は、前の音符に対して「となりに進む」(2度)か「1つ飛ばしで進む」(3度)かのどちらかです。
これはけっこう衝撃的なことです。
あの、アリの行列のように見える音符たちは、あちこちに飛びまくっているわけではなく、ほとんどはとなりに進むか1つ飛ばしになっているかなのです。
その中で、2つ、3つ、4つ、中には1オクターブというように音が飛んでいる場所は、表現においても何らかの重要ポイントになっている可能性が高いです。となりの音符との距離を考えることで、そういうことも見えてきます。

もう一つは、「上がる」と「下がる」の感覚です。
楽譜上では「上がる」は文字通り楽譜の下、床方向から天井方向に向けて音符が進むことです。「下がる」は天井方面から床方向に進みます。しかし手は、「上がる」時には鍵盤の右方向へ進み、「下がる」時には左方向に進みます。
ここが混乱することがあるので、大事に扱います。

このように、「相対的に見て、どのように音符が進み、それに手がどのように対応するか」についての習熟も非常に重要になります。
極端にいえば、これから弾こうとするフレーズの中に絶対値がわからない音符が混ざっていても、スタート音の絶対値がわかって向きと距離がわかれば弾けてしまうのです。
実際読譜ができる人が楽譜を読みながら弾いている時は、いちいちすべて音名に直して、その鍵盤に指を置いているわけではないです。それをいちいちやっていたら間に合わないのですね。

ですから、ある意味譜読みというのは「慣れちゃったもん勝ち!」という側面もあります。
ですが、できるだけ効率よく、誰でも習熟できるやり方が確立していた方が望ましいですよね。

実際のレッスンでは、様々なグッズを使ったり、音符の進む向きに特化した教材を使ったり、ソルフェージュ教材を使ったりして色々な感覚を使ってこの「読譜上の相対感覚」を養っています。


posted by yuki-sanui at 09:41| 譜読み特集

2018年11月14日

レッスンタイムその後

こんにちは!

以前お話した、練習サポートアプリの感想です。

導入した生徒さんは、7割程度です。
結論としては、なかなか良い感じです。

特に良いのは、レッスンの最後のバタバタした中で宿題を出すより、内容や表現をよく考えて宿題を出せることです。丁寧に伝えたいことはたくさん書けます。

生徒さん側の画面では、かわいいキャラクターが育っていくのですが、これも割と人気です。
何人かは、以前より練習への取り掛かりが良くなった生徒さんもいます。
アプリという手軽さが、保護者の方からお子さんへのお声がけのしやすさにもつながっているのでしょうか。スタンプがたまっていく様子が見えやすいことや、キャラの効果もあるかもしれません。

以前からのやり方で、宿題をシートに手書きしている方も3割はいます。
年齢が大きかったり、好みだったりということですが、宿題を含めてレッスンの質に大きな違いは出ていないと思います。
それぞれのやり方で練習習慣が身についてくれるといいですね。




posted by yuki-sanui at 12:41| 導入期レッスン

2018年09月10日

練習サポートアプリを導入しました!

こんにちは!

暑かった夏が過ぎ去りつつありますね。
今年の夏は、家族で参加している阿波踊りに全力投球でした。
なぜ阿波踊り、という話はまた機会を改めて。
普段ヨーロッパ発祥の音楽に触れていることが多いですが、日本の芸能はまた何というか、非常にしっくりくる感じがします。構えないで触れているという感じでしょうか。
普段和楽器をたしなんでいるわけでもないし、日舞を経験しているわけでもないですのにね。
見えないだけで自分の中に根付いている文化があるんだろうなと思います。
ヨーロッパの方々はこんな感じでクラシック音楽に対しているのでしょうか。

さて、本日は練習アプリ導入の話です。

ピアノの習い事は、レッスンだけでは成り立ちません。
その場に行って何かやっただけでは身につかないのですね。
レッスンでやってきたことを確認し、新しい内容を学習し、家庭で定着を図るという流れは、時代が変わろうと教材が進歩しようと変わりません。
(…ある程度の期間内に、ある程度の上達を望む場合、とお断りはしておきます。
レッスンの目的は色々あって良いかとは思うことがあります。
これもまた別の機会にします。)

しかし家庭でどう過ごすかが難しい。
なかなか練習しないというお悩みもありますし、私の方でもちゃんと宿題の意図が伝わっているかわからないということもあります。

また、あきらかに間違えて練習しているけれど、お母さんが指摘するとお子さんがふてくされてしまう、という話も聞きます。お母さま方、これは大変よくあることです。あるあるです。
そんな時、放置して良いのか、悩まれるお母さま方も多いです。

そこで、レッスンタイムというアプリを導入してみました。
バスティンシリーズの出版社でもある、東音企画さんの開発したアプリです。
強制ではなく、興味のある人に手を挙げてもらい、登録してもらう形で始めました。
色々なことができるアプリですが、現在は練習の管理目的だけで使用しています。

登録すると、講師からその日のレッスン終了後に宿題が送られてくるので、それを開いて確認します。
内容にそって練習し、終わったらスタンプを押します。
練習量に応じてかわいいキャラクターが育っていきます。

メリットは
・私がレッスン時間の最後に走り書きしていたよりも、より時間をかけて表現を選んでから宿題を出せるので、宿題のクオリティが少し高くなる。
・スマホで手軽に宿題を見られる。
・練習した日に押すスタンプが自動送信され、それに対して反応することもでき、双方向のコミュニケーションがレッスン日でなくてもできる。
・練習量に応じて可愛いキャラが育つのが楽しい。

というようなところが、ちょっと使っただけでも感じられます。
毎日生徒さんからスタンプが確実に送られてくるのが嬉しいです。
今のところ、導入した感じはとても良いです♪
また経過をご報告します。

posted by yuki-sanui at 12:21| 導入期レッスン

2018年06月20日

発表会無事終わりました!

こんにちは。

当教室の発表会、先週無事に終わりました。
1部のソロ演奏では、100パーセントでなくても、それぞれ努力の結果を感じることはできたのではないかなと思います。

例年、午前中にホールのピアノでリハーサルをします。
少しの時間ですが、これは有効です。
考えてみれば、ピアニストも演奏会前にはリハーサルをします。
それは、ピアノという楽器は持ち運べないので、その時その場で出会った楽器の個性を踏まえて、何とかしながら演奏するからです。
ピアノは一台ずつに個性がはっきりとあり、演奏者に与える影響はとても大きいです。
私も子供の頃は、「会場のピアノが弾きにくかった!!」とか言っておりました…。

その時であったピアノを受け入れてナンボと思えるようになってもらいたいですが、それは言い換えれば「慣れ」であったり、子供の頃の純粋さを失った結果とも言えなくもない。
子供時代には、その頃ならではの経験もしてもらいたいです。
私が思っている以上に、子供たちは順応性があって、先入観のないところからピアノの個性を受け止めていたようにも思います。

第2部の「好きな曲を弾こう!」は、とても楽しいステージになりました。
演奏が終った瞬間に拍手が立ち上がる一瞬、演奏者には見えない波のように感じます。
この熱気のような一瞬を何度も味わうことができたのが、良かったです。
自分の演奏を喜んでもらえた瞬間というものは、貴重な体験となります。
私も生徒さんとデュオを何曲もやって、一緒にちゃっかりいい経験をしました♪

最後に合唱。
ピアノの演奏にも直結するフレーズ感を大切に、気持ちよく歌うことを目指しました。
会場のお客様で歌ってくれるお子さんもいらっしゃいました。

全体的に、私自身が「楽しかったな♪」と思えた会になりました。
また来年へ向けて、企画を練りたいと思います。

がんばった生徒さん、万全のサポートをして下さった生徒さん語家族、ご来場いただいたお客様、様々に協力してくれた私の家族に心から感謝しています。
posted by yuki-sanui at 20:30| イベント

2018年05月10日

発表会1か月前になりました♪

こんにちは。お天気があまり良くないですが、いかがお過ごしでしょうか。
ちなみに私は、腰痛の再発と風邪というダブルパンチに見舞われつつも…平常運転です♪

さて、教室の発表会までひと月を切りました。
生徒さんはだいたい一通り弾けるようになっていますが、もう少し…の方も何名かいらっしゃいますね。
ここからは弾きこんで、自分の納得いく演奏ができるようにさらに高めていく時期です。
私からは曲の背景の解説や表現のヒントを出したり、また生徒さんからは気持ちや意見を言ってもらいつつ、講師からの一方通行でなく一緒に作り上げていきたいと思います。

また、今年は第2部が楽しみです。
みんな「好きな曲」に焦点を当てて選んでいますので、こちらから色々言わなくても、自然といきいきした演奏になっています。演奏が楽しいな!という気持ちが生徒さんから伝わってきますので、私もレッスンが毎回楽しみです。

来週末は弾き合い会、その後はリハーサルと詰まっていきますが、本番まであせらず、気を抜かず、進んでいきたいと思います。

posted by yuki-sanui at 10:03| イベント